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子作り前にしておきたいこと

元気に赤ちゃんを産むため、また妊娠後にできなくなることを「やっておけば良かった」と後悔しないために、子作りを始める前にやっておくといいことをご紹介します。


■風疹の抗体があるかの検査

 妊娠中に風疹にかかると赤ちゃんに影響(難聴、心臓の異常、白内障など)が出ます。なので、自分が風疹の抗体を持っているか妊娠前に調べておきましょう。

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 もし抗体が低かった場合は、ワクチンを打ちましょう。注意が必要なのは、風疹のワクチンを打った後2か月は避妊しないといけないということです。なので、理想を言えば子作りを始めたい2か月前にこの検査をしておくといいと思います。

(注)過去にワクチンを打ったことがあっても、1度だけではその効果が消えていることもあります。また、抗体ができにくい体質の人も5%位いるようです。このサイトの管理人は子作りを始める前に風疹のワクチンを打っていたのに、妊娠中に検査したら抗体ができておらず、妊娠中はすごく気を遣いました。

 さらにもし余裕があれば、トキソプラズマやサイトメガロウイルスというものに、自分が過去に感染したことがあるか検査しておくといいかもしれません。これらも妊娠中に初めて感染すると、胎児に障害などの影響が出る危険性があります。ただし、これらはもし陰性(感染したことがない)と出ても、予防接種のワクチンなどはありません。陽性であれば安心、陰性であれば妊娠中は人一倍気をつける目安になるというだけです。

 参考までに、管理人は両方検査して、サイトメガロウィルスは陽性でしたが、トキソプラズマは陰性でした。トキソプラズマは猫のフンや生肉などを食べることにより感染するので、第二子の妊娠中は気をつける予定です。


■性病などの検査

 クラミジアや淋病などの性病は不妊の原因になります。(赤ちゃんを作る時に大事な管が詰まったりする)また、母親が性病にかかっていると、出産時に赤ちゃんにうつしてしまうことがあります。そのため、性病の検査をパートナーと一緒にしておきましょう。性病は自覚症状がなくても感染している場合があります。性病検査を自宅でできる検査キットもありますが、確定診断は病院に行く方がいいと思います。

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 また、子作りを始める(=避妊なしでするとなる)と、子宮頸がん(しきゅうけいがん)になるリスクも増えます。できれば子作り前に子宮頸がんワクチンも打っておくことをおすすめします。

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 管理人は子作り開始前にサーバリックスというワクチンを打ちました。サーバリックスは3回打たないといけなくて、初回、そのひと月後、半年後に打つのでけっこう時間がかかります。ただし、この間は特に避妊する必要はなく(※下記の注参照)、もし途中で妊娠した場合は出産後に残りを受けることができます。サーバリックスの料金は3回で5万円程度です。

 ※注…海外の実験で「サーバリックスの接種3か月以内に妊娠した女性の流産率がわずかに上昇した」というデータがあるので、心配なら3か月空けることをおすすめします。


■婦人科系の検診

 婦人科系の病気は不妊の原因になったり出産時危険だったりするので、子作り前には子宮や卵巣に異常がないか確認しておいた方がいいです。また、妊娠中はあらゆる病気の積極的治療が難しくなるので、できれば婦人科系だけでなく、全身の健康診断を受けておくことをおすすめします。


■男性の精液検査

 昔は不妊は女性の責任とされていましたが、現在では男性側の原因による不妊も知られるようになってきました。いろんなデータがありますが、不妊に悩むカップルの3割程度は男性に原因があるとされています。(男性不妊については、無精子症を告白したダイアモンド☆ユカイさんの著書なども参考になります)

 というわけで、できれば子作り前にパートナーの精子の検査をしておいた方がいいと思います。ただ、男性は自分の精液を検査されることにけっこう抵抗がある人も多いようなので、もし相手が協力的であれば、の話ですが。

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<ブライダルチェックについて>

上記の検査(婦人科検診や風疹の抗体や性病などの検査)を婦人科などでは「ブライダルチェック」という名前でパックにして提供しているところがあります。「子作りを前提として、結婚前に受けておくと良い検査」ということでこの名前がつけられているようですが、もちろん既婚者で受ける方もたくさんいます。


 婦人科では女性のみの検査を提供しているところと、男女両方の検査を提供しているところがあります。男性のみの検査は泌尿器科でも行っているところがあります。婦人科に行くことに抵抗がある男性にはそちらの方がいいと思います。

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 参考までに、管理人(女)が受けたブライダルチェックの項目は…「血液型」「風疹抗体」「梅毒検査」「クラミジア検査」「エイズ検査」「肝炎ウィルス検査」「子宮・卵巣の内診と超音波検査」「子宮がん検査」「乳腺検査」でした。

 管理人の夫が受けたブライダルチェックの項目は…「血液型」「梅毒検査」「クラミジア検査」「エイズ検査」「肝炎ウィルス検査」「精子精液検査」でした。


■歯の治療

 悪化しそうな虫歯や、抜いた方がいい親知らずなどがある場合は、子作り開始前に処置しておきましょう。妊娠中はつわりなどで虫歯が進行したり、痛み止めが服用できないなど歯の治療がやり辛くなります。また、産後は赤ちゃんのお世話に忙しくてなかなか歯医者に行く時間が取れません。さらに完全母乳だと、薬が赤ちゃんに移行するのも怖くて治療ができません(数日母乳をお休みすれば治療できる場合もあるようですが)

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 妊娠中と産後に治療しづらいというだけではなく、生まれた赤ちゃんに虫歯菌をうつさないためにも、親が歯を健康に保っていることは大事です。現在何も自覚症状がなくても、できれば歯科健診を受けて、虫歯チェック&歯石を取ってもらっておくと安心です。

 (注)親知らずの抜歯は思っているより時間がかかりますのでご注意ください。1本抜くだけでも、検査の日と当日と翌日の消毒と、何回も歯医者に通わなければなりませんし、数日は痛みが辛かったり顔が腫れたりするのでお仕事をされている方は休みを取った方がいいです。4本抜くとなると、抜いたところが噛み辛くなるので、できれば3週間程度の間隔を空けて抜いた方がいいです。


■葉酸サプリの摂取開始

 葉酸(ようさん)という栄養素は妊婦向けのサプリには必ずと言っていいほど入っていますが、実は妊娠した時点で摂り始めたのではちょっと遅いので(下記注参照)、妊娠前から摂取することをおすすめします。(もちろん、妊娠後からでも飲まないよりは飲んだ方がいいです)。

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 ※注…葉酸は「妊娠する1ヶ月前から妊娠12週までに1日0.4mg(=400μgマイクログラム)摂ると、赤ちゃんが神経管閉鎖障害(無脳症や二分脊椎など)になるリスクを70%程度減らす」というデータがあります。また、「妊娠1年前から葉酸を摂取していると、早産のリスクが大幅に低下する」という研究結果もあります。

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妊娠の可能性を高めるために葉酸サプリと一緒に飲むなら、full─meMACA がおすすめです!管理人も飲んでいます。体験談は 不妊に効くあれこれのページに書いています。


■基礎体温を測り始める

 妊娠するためのタイミング取りに必要な基礎体温のデータですが、最低3か月分くらいは揃わないと有効なデータにはなりません。また、測り始めたばかりの頃は、測り方が下手で正確なデータが取れない人も多いので、妊娠を希望する少し前から測り始めることをおすすめします。

 不妊治療の病院にかかる場合、基礎体温のデータはほぼ必ずといっていいほど必要になるので、早めの段階で病院に行きたいと思っている人は、早めに基礎体温を測り始めることをおすすめします。


■医療保険に入っていない人は、医療保険への加入

 妊娠したら医療保険に加入しづらくなります。(2012年の3月現在で、妊娠中でも加入できる医療保険は「ソニー生命」と「CO・OP共済」の2社のみです。)妊娠によって入院や手術などを受ける可能性が高まるのに、それでは困りますよね。なので、医療保険には子作り前に入っておくことをおすすめします。

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妊娠したらできなくなることをやっておこう!

■妊娠・出産したらできないおしゃれを楽しむ

 妊娠中と産後は普通の服は着れないと思っておいた方がいいです。(デザインを選べば着れることもありますが)妊娠中はマタニティウェア、産後は体型が戻るまでゆったりめの服、母乳育児の人は1年程度授乳服が中心になります。また、妊娠中と産後しばらくは高いヒールの靴や細身のブーツも履けなくなるし、産後はじゃらじゃらしたアクセサリーもつけられなくなる(赤ちゃんに危険な為)ので、今のうちに楽しんでおいてください。

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発想を転換して、妊娠前から妊娠しても着られる服を買っておくのもいいと思います。最近はゆったりしたデザインのトップスも流行っているので、妊娠を考え始めた頃から、できればそういったものを選んでおくのもいいかもしれませんね。


■その他妊娠したらできないこと(お酒、海外旅行、遊園地など)を思いっきり楽しむ

 妊娠したらお酒が飲めなくなります。(普通は妊娠が発覚したらその時点でお酒をやめます。管理人は子作り中も念のため、排卵日以降は飲酒を控えていました。)その後、母乳で育てる場合は授乳中も飲酒ができないので、けっこう長い間飲めなくなります。お酒が好きな人は覚悟をしておいてください。今のうちに好きな味のノンアルコール飲料を探しておくのもいいと思います。最近はビールやカクテル、梅酒的なものなどいろいろなノンアルコールドリンクが出ています。

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 また、妊娠後は飛行機などの乗り物はできるだけ避ける方が安心です。(※妊娠5か月~7か月の安定期には海外旅行に出かける人もいますが…)

 自転車も、振動があまり良くないので妊娠後はできるだけ乗らない方がいいです。サイクリングが趣味の人は妊娠前に楽しんでおいてください。

 また、遊園地のジェットコースターなどのライド系アクションのほとんどに、妊婦は乗ることができません。なので、それらが好きな人は妊娠前に思いっきり楽しんでおいてください。
※管理人は妊娠中USJに行きましたが、3Dシアター系も妊婦はダメとのことで、ほとんど楽しめるアトラクションがありませんでした(涙)その分、ショーなどでは優先席に案内してもらえることもありましたが…。


■冷え性の改善

 女性には冷え性の人が多いですが、冷え性は不妊の直接的もしくは間接的原因になっていることが多いです。早めに改善しておくことをおすすめします。管理人もけっこうな冷え性でしたが、「生姜の粉末」や「冷え取り靴下」や「原料に漢方の入ったお酒」などでだいぶ改善されました。冷え取り靴下はいろんなメーカーから出ていますが、管理人の試したタイプは絹と綿の靴下を4枚重ね履きするというものでした。

妊娠中・出産中に困らないように計画を立てよう!

 若干説教臭くなって申し訳ないのですが、妊娠中のつわりの時期や産後の育児が大変な時期に困らないように、妊娠前からいろいろ考えておいてください。

 つわりで1か月程度何もできなくなるのはよくある話です。下手をすれば出産までつわりが続く人もいます。新生児の時期はちょくちょく起きて泣く赤ちゃんに付き合って、夜あまり眠れない日々が続きます。お仕事をされている方はもちろん、専業主婦の方でもつわりで動けなくなったらご飯の支度などが即困りますよね。誰に助けを求めるのか(その人が仕事をしているなら休めるのか・同居していないなら泊まる場所はあるか)、宅配弁当など利用できるサービスがあるかを、あらかじめ考えたり調べておくといいと思います。

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 気が早すぎるかもしれませんが、仕事をされている方は、1人目と2人目は何歳差(何学年差)にするのかまで考えておくと仕事復帰の予定が立てやすいです。キャリアウーマンの中には年子で産んでまとめて産休・育休を取る人、4歳以上離して生む人もよくいます。


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