子作り・不妊治療関係の用語には難しい物も多いですが、できるだけ易しい表現で説明するようにしています。管理人の知識不足や、易しい言葉で説明したためにちょっと誤解を受ける表現などがあるかもしれません。何かお気づきの点がありましたらお手数ですがこちらのメールフォームからご連絡ください。
妊孕性 (にんようせい) |
妊娠する能力のこと。年齢とともに下がる。 |
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卵活 (らんかつ) |
将来の妊娠に備えて卵子を凍結保存しておくこと。 |
ART | 生殖補助医療技術のこと。基本、体外受精のことを指す。 |
人工授精 (じんこうじゅせい) |
洗浄した精子(※しない場合もある)を医師が注射器のようなもので子宮に注入する方法 | 体外授精 (たいがいじゅせい) |
卵子を取りだし、受精させてから子宮に戻す方法 | 顕微授精 (たいがいじゅせい) |
体外受精の一種。その中で、顕微鏡を使って精子を卵子に注入する場合のこと。 |
続発性不妊(ぞくはつせいふにん) | いわゆる二人目不妊のこと。基本的には二人目は妊娠しやすいと言われるが、次の子作りを始めるまでに年をとったり、産後何らかの原因で子宮や卵管に問題が生じて起こる。 |
フォリスチム | 体外受精の際に皮下注射として用いられる排卵誘発剤。近年、扱いやすいペンタイプが導入された。 |
クロミフェン | 排卵誘発薬の一つ。排卵障害を持っている人の約半分に効果があると言われている。 |
化学的流産(かがくてきりゅうざん) | 胎嚢(たいのう)確認前の流産のこと。医学的には流産には入らないので、処置などは必要なく、普通に生理が来たと考える。 |
胎嚢(たいのう) | 赤ちゃんの入っている袋のこと。だいたい4週後半~5週以降に超音波検査で黒い影として確認できる。 |
ヒューナーテスト | フーナーテストとも言う。前日の夜か当日の朝に性行為を行った後で、子宮内に精子が侵入しているかを確かめる検査。 |
高プロラクチン血症 | プロラクチンというホルモンの分泌が増えて、排卵が起こりにくくなる病気。排卵障害の1~2割はこの病気と言われている。 |
黄体機能不全 | 黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌が足りない病気。診断の目安は基礎体温の高温期が10日未満、血液検査で血中黄体ホルモンが15ng/mL以下程度。 |
デュファストン | 黄体ホルモンを補う薬で、黄体機能不全などの治療に用いられる。 |
ルトラール | 黄体ホルモンを補う薬。デュファストンとの違いは、体温を上げる作用があること。 |
抗精子抗体 (こうせいしこうたい)の検査 |
血液検査で、女性側が、精子の動きをブロックしてしまう抗体を持っていないかどうか調べるもの。 |
ピックアップ障害 | 排卵した卵子が上手く卵管内に入れない(=取り込めない、ピックアップできない)という状態。 |
クラインフェルター症候群 | 男性不妊の原因となる染色体異常。 |
ショート法 | 排卵誘発法の一つ。ロング法よりも点鼻薬を使用する期間が短い。 |
ロング法 | 排卵誘発法の一つ。妊娠率が一番高いと言われているので、ロング法から試す場合が多い。 |
アンタゴニスト法 | 排卵誘発法の一つ。点鼻薬を使わず、アンタゴニストという注射をする。 |
カウフマン療法 | カウフマンという学者が考え出した治療法。不妊治療においては卵巣を休ませ機能回復をはかる目的などで行われる。 |
乏精子症 (ぼうせいししょう) |
精液中の精子の濃度が低いこと。基準は1ml中2000万未満。 | 多嚢胞性卵巣症候群 (たのうほうせいらんそうしょうこうぐん) |
PCOSとも言われる。卵巣内にたくさんの卵胞ができるが、排卵がおこりにくくなる病気。 |
子宮内膜症 (しきゅうないまくしょう) |
本来子宮にしか存在しない子宮内膜が、子宮以外の臓器にできてしまう病気。主な症状は生理痛。子宮内膜症=不妊ではないが、癒着などで不妊原因となりうる。 | 子宮筋腫 (しきゅうきんしゅ) |
子宮にできる良性の腫瘍のこと。成人女性の5人に1人が筋腫を持っているとされる。できる部位によっては妊娠の妨げとなることがある。 | 卵巣嚢腫 (らんそうのうしゅ) |
卵巣内に液体がたまり、水風船のように腫れる病気。 |
TESE | 精巣を少し切って、精子を採取する方法。無精子症の患者でもこの方法で子どもを持てる可能性がある。 |
AMH検査 | 抗ミュラー管ホルモン検査とも言われる。卵巣内にどれくらい卵の数が残っているかを調べる。 |
子宮卵管造影検査 | 卵管の通りを調べる検査。卵管の詰まりを取る治療的な意味合いもある。造影剤には水溶性と油性の2種類がある。 |
ゴールデン期間 | 子宮卵管造影検査の後、卵管が掃除されることで半年程度妊娠率が上がること。 |
OHSS | 卵巣過剰刺激症候群。排卵誘発剤によって、卵巣が腫れたり、腹水や胸水がたまるなどの症状が出ること。 |
FSH | 卵胞刺激ホルモン。卵巣を刺激して、卵胞の発育を促す働きをする。 | 胚移植 | 受精卵を子宮に戻すこと。そのまま移植する方法と、いったん凍結したものを溶かして移植する方法(凍結胚移植)がある。 | 二段階胚移植 | 2つの受精卵を、2回に分けて子宮に戻すこと。最初に戻した方が子宮の環境を整えるため妊娠しやすくなる一方、双子などの可能性も高まる。 | 不育症 | 妊娠はするけれど、流産・死産してしまう病気のこと。2~3回以上連続して流産・死産をした場合不育症を疑う。 |